タイトルicon やまなしのマンホール蓋図鑑



消防用マンホール蓋の部


甲府市貢川一丁目の消火栓 2006.11.1 甲府市貢川一丁目にて

 路面に設置された消火栓用ハンドホールの蓋です。
黄色の線で囲まれているのは、駐車禁止の意味を表したものです。
 いうまでもなく、火災の際に、消防車が水利を確保するための消火栓は、
大変重要な存在です。いざというときに、そこに車が止まっていたりしたら、
せっかくの重要な役割も機能しません。
 また、車が止まっていなくても、隙間に土がつまったり、あるいは錆び付いて、
簡単に開けられないことも・・・
 こうしたことから最近では、道路脇に立ち上がり型の消火栓が多くなっていますが、
撮影した場所は、道路自体狭く、周囲に立ち上がりを付ける余裕もない、
そんな環境なので、やむなく路面設置となっているようです。
 消防用だとすぐわかるよう、黄色の地に赤く、はしご車をあしらったデザインで、
はしご車の右上の隙間には、小さい円の中に、甲府市の市章を配しています。
北杜市須玉町江草の消火栓 2006.11.13 北杜市須玉町江草にて

 路面に設置された消火栓のハンドホールの蓋です。
先に取り上げた甲府市貢川一丁目のものなどに比べ、
かなり古風な感じがします。
甲州市大和町の防火水槽 2006.12.2 甲州市大和町にて

 JR中央線・甲斐大和駅の北側のコミニュティバス用の
ロータリーの一角で見たものです。
きっとそのロータリーの地下には、防火水槽があって、
緊急時の消防ポンプの吸水管投入や、内部の点検や清掃などの際に
人が下りていくためのマンホールの蓋なんでしょう。
 いざというときのために、ここに車を止めたりしてはだめと
たいへん目立つ着色がなされています。
 なお、マンホール蓋の中程に表されているのは、
全国共通の消防のマークです。
山梨市鴨居寺の消火栓 2007.1.15 山梨市鴨居寺にて

 道路に埋設されている消火栓用のハンドホール蓋です。
ベースの黒の他に3色が使われていて
カラフルな感じがします。
目をひくことで安全の確保がされるのでしょう。
笛吹市八代町奈良原の消火栓 2007.4.21 笛吹市八代町奈良原にて

 浅川(富士川支流笛吹川のさらに支流)の上流部にある奈良原地区で見た
消火栓のハンドホールの蓋です。
 比較的標高の高い山付き部の集落では、いったん火災になると
水利が確保しにくく、大事になりがちです。
このようなことから集落内の道路には、ここに見るような消火栓が早い時期から
整備されてきたことが、年代を経ているようすからうかがうことができます。
 もっとも、こうした地域では、消火栓からの水圧も減じがちですので、
集落内には至る所に防火貯水槽が整備されているのも目につきました。
“備えあれば憂いなし”です。
 なお、写真が傾いて見えるのは、カメラの構え方の問題ではなく、
路面が傾斜しているためで、おかれた環境がよく分かるかと・・・








  このページの最終更新 2007.4.24         マンホール蓋図鑑トップ bnvn情報室ホームにもどる