やまなしの送電線 / 飯田町線(その1)

  飯田町線

 飯田町線は、山梨変電所を出て、甲府市南西部を回り込みながら飯田1丁目の飯田町変電所を目指す東京電力の6万6千ボルト送電線です。

飯田町線の路線マップその1
飯田町線の路線マップ(その1)
  山梨変電所から出て、甲府市伊勢3丁目の8号鉄塔付近で甲信幹線と交差したのち、いったん荒川を渡り(No.8―No.9)、南西部市街を進んでいきます。

  ここでは10号鉄塔付近までの主要な送電線鉄塔を中心に、飯田町線の路線をたどってみます。




飯田町線3号鉄塔
夕暮れの飯田町線3号鉄塔   遠景(南から)  [撮影:2006.3.4]
飯田町線5号鉄塔
国道358号(平和通り)に面して建つ飯田町線5号鉄塔  [撮影:2006.2.13]
  JR甲府駅南口と、中央自動車道の甲府南IC.さらに富士五湖の一つ精進湖を結ぶ一般国道358号ですが、甲府駅から甲府南インター入口までの間に、北から甲信幹線・飯田町線・山梨線・天竜南線の4つの送電線をくぐることになりますが、ここは飯田町線が上方を横切る場面です。
  見上げの写真で見ると、左の山梨変電所方向から来た送電線は、画面の下側に折れていくのが山梨線で、右側に進んでいくのが市川大門線となります。




飯田町線7号鉄塔
飯田町線7号鉄塔 北側から  [撮影:2007.7.22]
  荒川にかかる新平和橋越しに見た飯田町線7号鉄塔、さらにその先に見えるのは6号鉄塔です。



飯田町線8号鉄塔
飯田町線8号鉄塔 北西側から  [撮影:2007.7.22]
  右手が7号鉄塔方向、左手が9号鉄塔方向です。この8号鉄塔の上方を甲信幹線と併設の敷島線が交差していくので、8号鉄塔は高さがふつうの鉄塔よりかなり低く抑えられています。
  また7号鉄塔側からつながってきている一番上の「架空地線」は、ここで途切れていますが、その理由の一つとして、上に交差する甲信幹線の「架空地線」が避雷効果を果たすからと見られます。




甲信幹線と飯田町線の交差状況
飯田町線と甲信幹線との交差の状況 北側から  [撮影:2007.7.22]
  荒川の左岸での、飯田町線と甲信幹線の交差するようすをみます。左手の高い鉄塔は甲信幹線459号鉄塔で、最上部の甲信幹線2回線とその下段の敷島線2回線を伝えていますが、飯田町線は、その両方の送電線をくぐるように交差しています。
  交差する送電線の下にある飯田町線8号鉄塔が、かなり低くなっていることがこの画像でよくわかります。




飯田町線9号鉄塔
飯田町線9号鉄塔 西側から  [撮影:2007.7.22]
  荒川右岸堤防から見た飯田町線9号鉄塔です。ここから再び左手の10号鉄塔側に向かって「架空地線」が始まっているのに気がつきます。



飯田町線9号から10号鉄塔へ荒川を渡る
飯田町線9−10号鉄塔間で荒川を渡る 北側から  [撮影:2007.7.22]
  荒川を渡る飯田町線の送電線です。左岸に立つ9号鉄塔から右岸(左手)の10号鉄塔へと中継されていきます。なお、少し下流側で甲信幹線も渡河する(458−459号鉄塔間)ので、鉄塔がいくつも重なって見えますが、その違いがわかるでしょうか。



飯田町線10号鉄塔
飯田町線10号鉄塔 東側から  [撮影:2007.7.22]
  荒川右岸側の河川敷から見上げた飯田町線10号鉄塔です。昭和52年8月の建設で、高さ35mとなっています。



飯田町線10号鉄塔から11号鉄塔を望む
飯田町線10号鉄塔から11号鉄塔方向を望む 東側から  [撮影:2007.7.22]
  荒川右岸堤防のわきに立つ10号鉄塔から、さらに西側に、11号鉄塔、12号鉄と、飯田町線は、さらに続いていきます。




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