やまなしの送電線 / 市川大門線

  市川大門線

 市川大門線は、山梨変電所を出て、甲府南西郊外を、市川大門変電所を目指して進む東京電力の6万6千ボルト送電線です。

市川大門線の全線マップ
市川大門線の全線マップ
  山梨変電所から山梨線4号鉄塔までは、山梨線に併架され、その先は天竜南線19号鉄塔で、天竜南線と交差しながら、国母団地線と玉幡線の2つの支線を出します。さらに中央市にはいって、39号鉄塔では豊富線・甲府南部工団線が分岐し、45〜46号鉄塔間で笛吹川を渡り、市川三郷町にはいると、三郡線8号鉄塔で、三郡線に併架となり、終点の市川変電所にたどり着きます。

  ここでは主要な送電線鉄塔を中心に、市川大門線の、市川変電所までの路線をたどっていきます。




山梨線4号鉄塔
山梨線4号(市川大門線8号)鉄塔 東側から  [撮影:2006.10.8 topics18]
山梨線4号鉄塔
山梨線4号(市川大門線8号)鉄塔 下からの見上げ  [撮影:2006.10.8]
  荒川の左岸、万才橋の東詰めに立つ山梨線4号鉄塔で、市川大門線は、山梨変電所からここまでは山梨線の鉄塔に併架されています。上方が15万4千ボルトの山梨線で、下方が6万6千ボルトの市川大門線となります。
  見上げの写真で見ると、左の山梨変電所方向から来た送電線は、画面の下側に折れていくのが山梨線で、右側に進んでいくのが市川大門線となります。




市川大門線11号鉄塔
市川大門線11号鉄塔 西側から  [撮影:2007.1.7 topics29]
     甲府市後屋町の市街地に立つ、昭和52年建造、高さ39mの11号鉄塔です。



市川大門線16号鉄塔
市川大門線16号鉄塔 西側から  [撮影:2007.5.12]
  甲府市の南西に隣接する昭和町西条に立つ市川大門線16号鉄塔です。山梨線4号鉄塔からずっと西北西に向かってきた路線はここで南南西に方向を変えます。



市川大門線11号鉄塔
天竜南線19号(市川大門線17号)鉄塔 南東側から  [撮影:2006.10.9 topics19]
  市川大門線の17番目の支持鉄塔は、天竜南線19号鉄塔がその役割を担っています。この写真の一番上の右上―左下方向の2回線が天竜南線ですが、その下側に市川大門線の2回線がそれぞれ上下段となって直交する形で併架されます。
  市川大門線がここで上下に分かれて取りつくのは、ここから国母団地線(右上方向)と玉幡線(左下方向)を、この市川大門線から分岐させるためです。ここでは、昭和55年12月建設の赤白塗り鋼管鉄塔が、送電線の交差点になっているのです。




市川大門線11号鉄塔
市川大門線39号鉄塔 西側から  [撮影:2006.12.11 topics25]
  中央市一町畑地内に立つ市川大門線の39号鉄塔です。この市川大門線39号鉄塔では、枝線としての豊富線が分岐しています。
  この39号鉄塔に対して主線は、写真の左側から取り付いて、左側に、市川大門を目指しますが、それと別に左側の下方に鋭角に分かれていくのが、豊富線です。




市川大門線46号鉄塔
市川大門線46号鉄塔 東側から  [撮影:2006.4.14]
     笛吹川左岸の国道140号線の脇に建つ46号鉄塔で、その右側は携帯電話の中継アンテナです。



市川大門線47号鉄塔
市川大門線47号鉄塔と48号鉄塔  [撮影:2006.4.14]
     46号鉄塔の先、47号鉄塔から国道140号線を超えて47号鉄塔に中継されていきます。




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